客商売をしている以上、クレームを受けることは仕方がないことなのかもしれません。
でも、悪質なクレーマーの対応をするスタッフとしたら、きっと心が折れそうになることもあるでしょう。
特に居酒屋は、気が大きくなった酔っぱらい相手で、慎重なクレーム対応が求められるので、ほんとうに大変だと思います。
数年前に居酒屋で目撃した非常識な酔っ払いのクレーマーについて書いていきます。
居酒屋で完全個室ではなかったことに腹を立てる非常識なクレーマー
ぼくらが座っていた隣りのテーブルで、おそらく60代前半くらいの酔っ払いのオヤジ二人が店長らしき人に絡んでいました。
「お前らは、俺たち客にウソをついた。だから飲み代をせめて半額にしろ」
「俺たちは静かに飲みたくて完全個室の居酒屋を予約したのに、それがどうしてこんなに騒がしいんだよ!」
「頼んだ料理が来るのは遅いし、冷えてるし、美味くないしよぉ~」
いつの間にか、ねちっこく、嫌味ったらしくクレームをつけている非常識なオヤジ二人のクレームに聞き入ってしまっていました。
まとめると非常識なオヤジ二人のクレーマーは、次のような経緯で腹を立てているようです。
・静かに飲みたくて、予約サイトに完全個室と書いてあったこの居酒屋を予約した
・ところが完全個室どころか仕切りは「すだれ」1枚だった
・たまたまその日は途中から若者の団体客が入ってきてうるさくなってしまい、静かに飲めなかった
・団体客で忙しくなり、料理が出るのが遅く、さらに料理が冷めていた
・うるさくて飲んでいられないからもう帰りたい、でも完全個室とウソをつかれて腹が立つので、料金を半額にしろ
いい年して半額にしろはないよな~
居酒屋側も「すだれ」で仕切っただけで、完全個室と予約サイトに掲載するのはNGです。
また、いくら忙しいとはいえ、お金をとってる以上、冷めた料理を出すのも絶対にやってはいけないことだと思います。
でも、いい年して、「飲み代を半額にしろ」はないよな~
若者の団体客が入ってきて、うるさくなった時点で、違う店で飲み直せばよかったのでは・・・と思ってしまいます。
その後もこの非常識な酔っ払いのクレーマーと店長の交渉は続いてしましたが、ぼくらも騒がしい団体客に耐え切れず、この居酒屋を出てしまったので、どのような結末を迎えたか定かではありません。
なんか非常識なクレーマーというよりも、無茶苦茶な要求をする様は、チンピラという感じでした。
年を重ねると角が取れて、性格が丸くなるという話を聞きますが、この非常識なオヤジクレーマーにはあてはまらないようです。